全国各地にある、当園の紅茶が飲めるお店をたずねる旅企画「つしま紅茶の旅」。第五段は長崎……と言っても私たちの住んでいる離島長崎とは全く別の風景が広がる街のお店をご紹介します。今回は、三大夜景で有名な稲佐山中腹にある古民家「Cafe+G 燈家 AKARI-ya」さんへ行ってきました。
平地の少ない、山がちな対馬で作物の栽培を考える際、課題となるのが土地の有効活用です。柚子は日当たりと水はけが良い土地であれば栽培が可能で、また病害虫の発生が少ないため無農薬栽培が比較的簡単です。これはまさに対馬の土地に合った作物だと目をつけたのが始まりです。
皮は柚子胡椒や陳皮に、果汁はポンスに、種はお茶や化粧水に…と多様な使い道があり、捨てるところは殆どありません。
柚子の生育はゆっくりで、10aあたり1tの収穫が出て、収益が上がる「成園」までに植えてから10年と時間はかかりますが、100年以上栽培していける息の長い作物です。
収穫したゆずは園内で加工し、柚子胡椒、ゆず一味、ゆず香(フレーバードティー)といった商品として販売しています。