10月8日はツシマヤマネコの日。
ツシマヤマネコの方言名「と(10)らや(8)ま」にちなんでこの日に制定されました。
そんな10月8日に合わせて、当園のツシマヤマネコ保全への取り組みについて、ご紹介させていただきます。
ロゴマークをはじめ、私たちの商品には猫が多く描かれています。
この猫はただの猫ではなく、対馬に生息している「ツシマヤマネコ」で、
一目でツシマヤマネコと分かる、特徴を正確に捉えたものばかりです。
(余談ですが、ロゴでお茶している2頭のヤマネコは、代表のお母さまと夫人がモデルになっています)
ツシマヤマネコを使っているのは、対馬にヤマネコが生息しているから、
というだけでなく、当園がある佐護区がツシマヤマネコの重要な生息地であり、
豊かな自然のシンボルであるからという理由があります。
美味しい商品を通じて、ツシマヤマネコが暮らす対馬を知ってもらいたいというのが私たちの願いです。
(ツシマヤマネコ 写真:対馬野生生物保護センター)
ツシマヤマネコは「山」猫という名前とは裏腹に、田んぼや畑、道路などでよく目撃される、
人の暮らしに近いところで暮らす生き物です。
(「田ねこ」という方言名もあります)
田んぼや畑には昆虫やカエルなどの小さな生き物が暮らし、それを餌にする鳥などの生き物が集まります。
ツシマヤマネコはそれらを餌にしたり、丈の高い稲の中を仔育ての場に利用しています。
ヤマネコたちが暮らしていくには、健全で豊かな自然と里山環境が不可欠なのです。
「ツシマヤマネコを守ることは、対馬の自然と暮らしを守ること」
と私たちは考えます。
ツシマヤマネコの餌になる生き物が暮らせる環境を整えること、
そしてそれを収入にする事で持続可能な島の産業のひとつになる事が、
私たちの目標です。
茶畑の周りには水辺があり、茶樹の畝は生き物たちが身を隠すのにちょうど良く茂っています。
ツシマヤマネコも暮らせて、おいしいお茶が採れる茶畑づくりを模索しています。
また、商品の売り上げを対馬の自然に還元できるよう、寄付金付き商品を販売しています。
売上の一部は対馬市のツシマヤマネコ基金へ寄付し、ツシマヤマネコの生息環境保全に使っていただいています。
今後はツシマヤマネコだけでなく、対馬の発展に繋がるような商品づくりに発展させていきたいと考えています。
つしま大石農園はこれからも、対馬の自然、暮らしとともに成長していきます。
ちなみに、当園のある佐護区は、動物園で飼育されているツシマヤマネコの名前にもなりました。
名古屋市東山動物園で生まれ、現在は那須どうぶつ王国で飼育されている「さご」君。
人工哺育で育ったので、赤ちゃんの頃からの可愛い動画を見ることができます。
現在のさご君はこちら。
(那須どうぶつ王国のYoutubeチャンネルです)
ツシマヤマネコや対馬の生き物たちは、全国の動物園で会うことができます。
お近くの方は是非会いに行ってみてくださいね。
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