この度新たに全国各地にある、当園の紅茶が飲めるお店をたずねる旅企画がスタートすることになりました!
今後もシリーズとして、少しずつご紹介して参りますので、ぜひ紅茶を片手にゆるりと読んでいただけたら嬉しいです。
今回は福岡の早良にある「カフェと間 koya」さんへ行ってきました。
車を運転することしばし。
山が綺麗に見え、本当にここは福岡?と思うような長閑で美しい場所を通り抜けていくと、静かな場所にお店が佇んでいました。
「猫ちゃんがいるので、施錠中」と書かれたドアノブをドキドキしながらノックします。気分は宮沢賢治さんの『注文の多い料理店 山猫軒』に来たよう。
どうぞという声と共に、中に入ってみると…山小屋のような、あたたかい木の空間が広がっていました。ぱっと目に入る装飾やもののあちらこちらに、猫ちゃんが隠れています。
「猫にちなんだメニューを揃えています」というお言葉の通り、早速見せていただたメニューには、
・肉きゅう氷
・ねこかえるのモナカパフェ
・肉球マドレーヌ
などなど可愛らしい名前が。
大変迷いつつ、つしま大石農園の和紅茶「ゆず香」と「ねこねこおてづめモナカパフェ」をお願いしてみました。
そして出てきたのが、こちら!
なんて、なんて愛らしいのでしょうか…!
モナカだけでなく、カップ、ポットも全て猫ちゃんです。
猫好きさんには刺さりまくること間違いなし…!! 可愛いが渋滞…。
ひとり悶えていると、お向かいのストーブのそばでうとうとしていた「はんぺん丸店長」がちらりと視線をくれました。
あたたかいストーブにあたりながら、店長に見守られながら、冷たいアイスと白玉、そしてつしま紅茶をのむという贅沢。
不思議なご縁で、ちょうどお店を開業されるときに当園の紅茶を知り、ツシマヤマネコのデザインもちょうどお店コンセプトに合う、とメニューに取り入れてくださったそうです。
島外ではまだまだつしま紅茶の味を知らない方が多く、だからこそ珍しさに喜んでくださるお客様もいるのだとか。中には毎週ゆず香を飲みに来てくださる方もいらっしゃるそうです。嬉しいなあ。
はるばる対馬まで行かなくても、こうしてお店で楽しむことができる「カフェと間 koya」さんには感謝でいっぱいです。
ところが、素敵なのはこれだけではないんです。
ここに集うお客さんには作家さんも多く、はんぺん丸店長にインスピレーションを刺激され、作られた作品が店内には多く展示販売されています。
店長へ!とオーダーメイドで帽子を作ってくれた方、それを見て消しゴムハンコを作った方、ブローチを作った方…。
自然と起きる、連鎖反応。
お店のショップカードや、テイクアウト用のカップも、皆さんの作品のひとつなんです。
この場所を愛する人たちが、すり合わせたのではなく、自然と思い思いの過ごし方をして、空間をより鮮やかに彩っていく。
そんな小説のような場所があるのだと驚いてしまいました。
当園の和紅茶も、その素敵な連鎖のひとつになれたのだと、改めて嬉しく思います。
お店の隅には、作家さんが置いていったハンコが沢山あり、それ押して自由に手紙を書くこともできます。ここに来たしるしに、手帳の片隅に押していくのもいいですね!
ここに来たら、何をしよう?
そうやって気づけば自然と浮かび上がる思いと共に、居心地よく時間が過ぎ去ってしまうのでしょう。
最後に名残惜しみながら、肉球マドレーヌをお土産にお持ち帰り。今度はにくきゅう氷のかわいいドリンクも飲みにきたいと思います。
カフェと間 koyaさん店長さん、お話しを聞かせていただき本当にありがとうございました!
福岡に来られた際は皆さんもぜひ、癒されに行ってみてください。
〒811-1132
福岡県福岡市早良区石釜886-7
TEL:090-9657-0858
営業日:HPをご確認ください。
駐車場:あり
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