June 04, 2021

事務員Sです。
シーズンと梅雨が重なってしまい、天気の様子を見ながら進めていた茶摘みもようやく終盤となりました。
鮮度が命の茶葉は、摘んでからは時間勝負。
茶摘み→萎凋→揉捻→発酵→乾燥(紅茶の場合)と一気に進めます。
お茶の萎れ具合が丁度良いタイミングで揉捻に取り掛かり、お茶の発酵具合が丁度良いタイミングで乾燥に入るため、製茶は夜までかかることもしばしば。
茶師のお二人やそれを支える奥様方はお疲れ気味です(本当にお疲れ様です…)

私はというと、お茶摘みに出つつ、ご好評いただいた「とらやま缶」の出荷と公式ホームページの編集をさせていただいていました。
こちらは手摘みの様子です♪

ホームページではブログやウェブショップだけでは伝えきれない当園の事や、お茶やユズ作りについて等、もう少しディープなつしま大石農園を知っていただけるコンテンツ作りを目指しています。

そもそも大石家の歴史は…とか、佐護区ってどんな場所なのだろう…と行き詰った時に助けてくれたのが、先日亡くなった代表のお父様が書いた本たちでした。
代表のお父さん、大石武(つよし)さんは家業の傍らで郷土史研究をしており、その成果を四冊の本にして自費出版されています。
佐護という対馬の小さな集落の歴史を丁寧にまとめてあり、佐護という地区を通して対馬の歴史を知る事が出来るとても貴重な一冊です。
今までは対馬空港のみで販売していたこの本を、この度、当園ウェブショップでも取り扱う事になりました!
尚、1、2巻は残念ながら絶版となっております。(2巻は大石家にもありません…涙)

本の中に、佐護の里謡の記述がありました。
久須はくろどこ、佐須奈は茶どこ、深山いのしし、仁田の内は鹿よ、女鹿の恵古んちょうに、鮎鮒井口、とりの友谷に、あわびの湊…
武さんがお母さんに聞いたというこの歌は、それぞれの本に何度も登場します。

「深山」以降の地名は佐護区内の集落名なのですが、私としては「佐須奈は茶どこ」に反応してしまいました。
「佐須奈(さすな)」は佐護の隣の地区で、貿易港にもなっていた商人の町です。
対馬は1700年代(徳川綱吉の時代)にイノシシが一度絶滅しており、イノシシが登場するこの歌は江戸時代前期以前のものと推察できるのですが、そのころには既に茶の湯の文化が対馬に入ってきていたことが想像できます。
この時代の書物に釜炒り茶の製造方法が入ってきた、という記述もあるので「山茶」はこの頃には盛んに栽培されていたことでしょう。

ゴーストオブツシマの茶畑…とはいかないと思いますが、50代くらいの方には「子供の頃はお茶摘みの手伝いをした」という方も多く、山茶は暮らしの一部として当たり前にあったようです。

そして!長らくお待たせしておりました、在来茶と佐護茶の釜炒り茶2種、リーフの新茶の販売の目途が立ちましたので、本日より予約販売を開始いたします!

在来茶


佐護茶

今年のお茶もとても美味しく仕上がっています。
どちらのお茶も冬には欠品となる人気商品です。
特に在来茶は製造量が少なめですので、お早めにお求めくださいね。
煎茶とは違う、釜炒りならではの香ばしさを是非お楽しみください。

対馬はホタルが舞い始めたという話をあちこちで聞くようになりました。
今週末あたり、家族でホタル狩りに行ってみようと思います。



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